〒921-8824 石川県野々市市新庄6丁目445番地

076-248-2488

FAX. 076-248-2487

小児泌尿器科

小児泌尿器科とは

小児泌尿器科は、乳幼児から学童・思春期までの「おしっこ」や性器に関わる症状・病気を診る診療分野です。
子どもは症状をうまく言葉にできないことが多く、周囲の気づきが大切です。
「いつもと違う」「気になる」サインがあれば、まずはご相談ください。
当院では小児の症状に配慮した診察・検査を心がけ、必要に応じて専門医療機関と連携します。

患者様に多く見受けられる
症状・お悩み

  • おねしょが続く(夜尿)/昼間のお漏らしがある
  • トイレを極端に嫌がる、回数が多い・我慢してしまう
  • 尿の色やにおいの異常、血尿を指摘された
  • 外陰部・陰茎の腫れや痛み、かゆみ、赤み
  • 陰嚢が腫れてきた・左右差がある、急な陰嚢の痛み
  • 学校健診の検尿で「たんぱく尿/潜血」を指摘された
    など

男の子に多い悩み

  • 包皮がむけない/むけにくい(包茎)
  • 陰嚢の急な痛み(精巣捻転が疑われる緊急症状)
  • 陰嚢がぷよぷよ腫れる(陰嚢水腫 など)
  • 精巣の位置が高い・触れにくい(停留精巣)
  • 夜尿・昼間の尿失禁、尿の回数が多い/少ない など

女の子に多い悩み

  • 排尿時痛、頻尿、尿のにおいの変化(尿路感染症が疑われます)
  • 外陰部のかゆみや赤み、しみる
  • 夜尿・昼間の尿失禁、トイレを我慢してしまう など

小児泌尿器科の主な病気

夜尿症(おねしょ)

5歳以上で「月1回以上の夜間尿失禁が3か月以上続く」状態を夜尿症と定義します。まずは生活指導・行動療法(就寝前の排尿、日中の規則的排尿、水分タイミングの調整等)から行い、必要に応じてアラーム療法や内服治療を併用します。原因は「夜間多尿」「膀胱容量の減少(夜間の膀胱過活動)」「覚醒困難」などが知られています。

包茎(ほうけい)

乳幼児期はむけない状態が生理的に多く、経過で自然に改善することがあります。タイプ(真性/カントン/仮性)により対応が異なり、炎症を繰り返す・排尿障害がある等では治療を検討します。小児ではステロイド外用で改善する場合があります。嵌頓(カントン)時は早急な対応が必要です。

停留精巣
(ていりゅうせいそう)

精巣が陰嚢内に下降していない状態。放置で将来の妊孕性低下や腫瘍・捻転リスクが上がるとされ、原則として早期の評価と治療が推奨されます。

亀頭包皮炎

陰茎先端と包皮に起こる炎症で、赤み・痛み・かゆみ・分泌物など。原因は細菌・真菌(カンジダ)・洗い過ぎなど多様で、状態に応じて外用・内服治療を行います。

陰嚢水腫・精索水腫 などの
水腫

陰嚢が透けるように腫れて見える病態。多くは自然経過をみますが、サイズや経過次第で外科的治療を検討します。

精巣捻転

陰嚢の急激な痛み・腫れ・嘔気などを伴う救急疾患。発症からの時間が勝負です。疑う症状があれば時間外でも至急受診・救急要請をご検討ください。

尿路感染症・健診異常
(血尿・たんぱく尿)

発熱や排尿時痛、においの変化、健診で異常を指摘された場合は、腎・尿路の評価が必要になることがあります。反復する場合は基礎疾患の確認を行います。

受診の目安

  • 就学以降も夜尿が続く、または昼間も漏れてしまう
  • 外陰部・陰茎の腫れ/痛み・赤みを繰り返す
  • 陰嚢の急な痛み(精巣捻転が疑われます)
  • 包皮がむけず炎症や排尿のトラブルがある
  • 学校健診の検尿で異常を指摘された など

気になる症状があれば、早めの受診で原因を一緒に確認しましょう。

診療の流れ

1問診
症状・頻度・発症時期、既往歴、トイレ習慣などを伺います。
2診察・検査
視診/触診、尿検査、必要に応じて超音波検査などを行います。
3治療・生活支援
生活指導・外用/内服治療、必要時はアラーム療法・手術適応の評価を行い、継続支援します。
4専門連携
高度医療が必要な場合は小児泌尿器の専門施設へご紹介します。