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ボツリヌス療法による
治療

当院では、内視鏡システムと細い注射針を用いて、過活動膀胱の治療に有効とされるボツリヌス療法を行っております。

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌がつくる天然のタンパク質から精製された薬剤を、内視鏡を使って膀胱の筋肉に注射する治療法です。2020年から保険適用が認められています。

ボツリヌス注射

ボツリヌス療法の特長

  • 臨床治験では1日の尿失禁回数が平均で3.6回減少し、27%の患者さんで完全消失が認められました。※
  • 排尿回数は、平均で1.7回減少しました。※
  • 行動療法や薬物療法で効果が不十分な患者さんに対して有効とされます。
  • 外来で実施可能で、効果の持続期間は
    6〜10か月程度です。

※治療効果は患者さんにより異なります

治療について

1治療は内視鏡を使用
一般的な方法として、内視鏡を使用し、異常な収縮が生じている膀胱の筋肉に20〜30か所、細い針で薬剤を直接注射します。
痛みをやわらげるために局所麻酔を使用できます。
2注射は10〜20分ほどで終了
通常、注射は10〜20分ほどで終了します。
3効果は2〜3日で現れます
効果は、治療後2〜3日で現れ、4〜8か月にわたって持続します(効果の程度や持続期間には個人差があります)。
効果が薄れてきたら、再治療を検討します。
4ボツリヌス療法の副作用
主な副作用として、「尿路感染」「残尿の増加」「尿閉」があります。
治療後やご帰宅後にこれらの症状がみられた場合は、すぐにご相談ください。
治療中に「いつもと違う」と感じる症状がある場合も、ご相談ください。

治療を受けられない方(禁忌)

以下の条件に当てはまる方は、ボツリヌス療法を受けることができません。

  • 現在、尿路感染症にかかっている方
  • もともと重度の排尿障害があり、自己導尿を行っていない方
  • 全身性の筋力低下を起こす病気(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)がある方
  • 妊娠中あるいは授乳中の方、妊娠している可能性のある方
  • 過去にボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法で発疹などのアレルギーを生じたことがある方
  • 副作用で自己導尿が必要になった場合に、自己導尿の実施に同意いただけない方

治療に際して事前申告が必要な方

以下の条件に当てはまる方は、ボツリヌス療法を受ける前に医師へお申し出ください。

  • これまでにボツリヌス療法を受けたことがある方(そのときの病名、治療時期、投与量を分かる範囲で担当医にお伝えください)
  • 現在、何らかの薬を使用している方(市販薬を含む)。一部の抗生物質や筋弛緩薬、精神安定剤など、ボツリヌス療法と同時に使用する場合に注意が必要な薬があります。
  • 慢性的な呼吸器の病気(喘息など)がある方

費用について

ボツリヌス療法による治療は保険適用です。詳細は外来事務窓口にてご確認ください。

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